今年はビートルズ・デビュー50周年。すでに解散から半世紀の歳月が過ぎたアーティストが、なぜ現代においてもずっとスーパースターであり続けるのか？　それは、４人が作り上げたサウンドが永遠の輝きをもっていたことに尽きるのだが、彼らを取り巻くマネージャーやレコーディング・プロデューサーといったスタッフの貢献もまた見逃せない事実である。また、なぜ、ジョンは１日に２曲もラリー・ウィリアムズ・ナンバーをカヴァーしたのか？　なぜ、『ヘルプ！』からジョージのオリジナルが２曲も収録されることになったのか？　なぜ、『イエロー・サブマリン』のモノラル盤は疑似モノで発売されたのか？ビートルズ好きなら知りたい、彼らを取り巻く音楽ビジネスの実態と、ビートルズのたくさんの名曲が生まれたその裏側を推測して、秘密を次々と明かしてゆく。