しあわせの授業
認知症の妻が教えてくれたこと
認知症の妻の介護を通し、幸福の本当の意味について考えさせられるノンフィクション。
- ジャンル
- 単行本 ノンフィクション
- シリーズ
- 増刷 その他
- 著者
- 里村 良一・著
- ISBN
- 9784779008641
- 判型
- 4-6 ・ 202ページ
- 出版年月日
- 2012-12-25
内容紹介
10年ほど前に突然、妻が認知症を発症。夫はそれを機に、これまでの仕事中心主義の生き方を改め、妻の介護に専念することを決意する。実は夫婦の間には、かつて、重度の自閉症と知的障害を持って生まれ、23歳で亡くなってしまった三男がいた。意思の疎通が全く出来なかったため、一時も目が離せず、家庭は常に戦場のような有様であった。そうした壮絶な介護経験を持つ著者であったが、いざ妻の介護を始めてみると、狼狽してしまうような出来事――自分に対する異常なまでの嫉妬と、むき出しの愛の吐露――を目の当たりにするようになる……。現在、病気が進行し、人間らしいコミュニケーションは取れない。けれど、愛しいという心は伝わるのか、妻は穏やかな笑みを浮かべて赤子のように無邪気である。介護を通し、人間の本当の幸福や愛とは何かについて考えさせられるノンフィクション。
■著者紹介
1930年、岐阜県生まれ。1955年、岐阜薬専(現岐阜薬科大学)卒業。1960年頃から農産物加工、特に漬物の研究に従事。1964年、厚生産業株式会社創立し、日本の伝統食である漬物を家庭でも手軽に楽しんでもらうための「漬物の素」を主力製品として開発・販売。1977年から2010年まで保護司を務める。著書に『新漬物読本』(郷土出版社)がある。趣味はカメラ。
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