うつは移して治す ある精神科医の「野生の思考」
治療は「会話」と「共感」から始まる
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- その他
- 著者
- 小原 基郎・著
- ISBN
- 9784779008702
- 判型
- 4-6 ・ 272ページ
- 出版年月日
- 2012-09-20
内容紹介
その精神科医は白衣を着ない。理由その1、白衣は患者と医者の間に障壁となって、無用な緊張を生み出しかねないから。理由その2、診断、治療にとって最も大事な「共感」することを妨げる可能性がある。その「共感」を重視する診察室では、実にさまざまな会話が患者たちと繰り広げられる。野球、将棋といった趣味の話から、姑との確執のような人生相談に近いものまで、想像以上ににぎやかでバラエティに富んでいる。そして、その過剰な会話に疲れた時には、統合失調症患者の「サラサラした」存在感が癒してもくれる。患者の気持ちを和らげることに心血を注ぎ、人間を愛してやまない精神科医による、精神疾患を心理的、社会的、生物学的視点といった多方面からアプローチしたエッセイ集。
1972年東京大学医学部卒。東大病院研修後、初声荘病院勤務、東大保健センター非常勤勤務、浦和サナトリウム勤務を経て、1990年11月小原クリニック開設。2011年3月院長退職、現在小原クリニック勤務。
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