なみだのあともいぶし銀
愛する者の死に遭遇し、生と死の狭間にある孤独や絶望を見つめた詩
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- その他
- 著者
- とりできずく・著
- ISBN
- 9784779009778
- 判型
- 4-6変 ・ 104ページ
- 出版年月日
- 2013-06-05
内容紹介
愛する者たちが病魔に蝕まれ、壮絶な闘病の果てに最期を迎える――。兄の死、妹の死、愛犬の死。現実の過酷さや、すべてを奪っていく死の理不尽さに猛り狂い、孤独と絶望に打ちひしがれながらも、著者は決して目をそらさずに「対象」を見つめ続ける。それが、自分に出来る唯一のこととでもいうように。悲しみの果てに、心の奥底で銀色に鈍く光る涙は、これからも生き、歩み続けるための希望の一滴となり得るのか――。著者の魂の叫びが胸に迫る詩集。
風すさぶ砂丘に/音をたてて崩れ落ちる/砂なだれのように…(略)…
乾き切った砂の中で/たったひとりの/救いのないその人と/思いを共にしようと/私は/語りかける
私の心の/悲しみの果てに/たとえか細くても/ひとむらの火を/灯したい/心の救いの為に(本文「砂丘 ―序にかえて」より抜粋)
■著者紹介
1931年、東京都生まれ。兵庫県在住。横浜国立大学工学部機械工学科を卒業後、川崎重工業株式会社船舶事業本部に勤務。内外特許情報株式会社勤務後、コンサルタント砦巧房設立。タバイエスペック株式会社顧問、関西造船協会会務委員、日本知的財産協会特許委員・研修委員を務める。
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