女近江商人物語
父の遺志を継ぎ、世界に通用する経営を実現した女商人・小糸の生涯
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- その他
- 著者
- 南 郁三・著
- ISBN
- 9784779010712
- 判型
- 4-6 ・ 240ページ
- 出版年月日
- 2014-03-13
内容紹介
亡き父が遺した会社を継いだ小糸は、滋賀県五個荘の呉服業から世界のアパレル市場への飛躍を目指す。一人前の経営者になるようにと小糸を背後から支え続けたのは、大手総合商社で活躍する太七だった。もともと太七は、小糸が生まれる前からの小糸の生家に丁稚奉公しており、小糸にとっては兄のような存在だった。子どもの頃の小糸の淡い恋心が、大人になった今まさに、花を咲かせようとしている。小糸と妻帯者である太七の道ならぬ恋愛模様を軸に、近江商人として精一杯生きぬく女性の心意気を爽やかに描く。このほか、定年を迎えた男が女性の色香に迷ったり、あれこれ悩んだりしながらも、もう一度仲間たちと事業を立ち上げ、生きがいを見出していく「第九の人生」を収録。
■著者紹介
1930(昭和5)年3月13日、滋賀県東近江市生まれ。1944(昭和19)年3月、14歳で第94八日市飛行隊内整備工場に入所。1945(昭和20)年8月、15歳で終戦。その後、近江鉄道に入社。1947(昭和22)年、17歳で家業の菓子屋の三代目を継ぐ。以来60年、菓子造り一筋。2007(平成19)年、77歳で家業を息子に譲る。65歳から自分への戒めの言葉として「一日一戒」「百話」「つづれ草」「和破派の人生」「題」「虚」「己」「和」「会者定離」「心のつづり」を書く。そのほかにも散文などを執筆する日々を送っている。
■WEBサイト
『菓道 冨来郁』
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