壊れし者たちの季節
若者の繊細な気持ちの揺れが巧みに表現された、切ない青春小説
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- その他
- 著者
- 中山 英昭・著
- ISBN
- 9784779010910
- 判型
- 4-6 ・ 248ページ
- 出版年月日
- 2014-10-15
内容紹介
主人公の大学院生の「僕」は、ストレートに人と関わり合うことを避け、象牙の塔に籠ろうとしていた。しかし偶然、幼馴染の二郎と大学内で再会したことで、一風変わった大学生の下宿人たちとの交流が始まり、「僕」は徐々に鎧を脱いでゆく。下宿人たちは大学生というモラトリアム期間を十分に楽しみながらも、あがき、模索し、なんとか世の中と折り合いをつけて生きようとしていく。そんな中、「僕」は、親友とのショッキングなつらい別れを経験する。だが、生身の人間とのふれあいや、彼らから一人の人間として受け入れられたことで、過去のこだわりからも徐々に解放されていくのだった。青年の孤独と葛藤、そして成長を描いた青春小説。
■著者紹介
昭和27年、香川県生まれ。昭和53年、私立大学文学部哲学科卒業。さまざまなアルバイトを経て、昭和55年より3年間、某宗僧侶となる。還俗し、昭和59年に工事会社に入社。全国出張の現場作業員として各種工事に従事。昭和63年に結婚、翌年に一人息子を授かる。平成13年、設備修理会社設立。代表兼現場作業員として現在に至る。香川県高松市在住。
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