HOME > 墨崎正人 > 座右の一冊 座右の一冊 われ以外みなわが師 吉川英治著 ここが魅力吉川英治は大衆文学で新しい分野を開拓した人とされていますが、著書の中で自身の考えを三つに分けて述べています。 一つは病気の父を支え、6人の子供を育てた母への愛。二つは彼自身の空想力を挙げ、三つ目に人々が持つ確たる生き方に注目し、大勢の人たちの大知識には敵わないと言っています。 彼の謙虚な姿勢は吉川文学のバックボーンになっていますが、読む者に生きる勇気を与えてくれます。