表現者インタビュー
『ぼくたちの短い永遠』が刊行されました。今のお気持ちはいかがでしょうか。
ほっとしたというのが正直なところです。出版を夢見て、小説の学校へ作品を送ってみたり文学賞に投稿したりしていましたが、なかなか本を出版するところまでは辿り着けませんでした。今回、幻冬舎さんの小説コンテストに送らせて頂いたところ、運良く出版のお誘いを受けることができました。ようやくスタート地点に立てたと思っています。
今回出版しようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?
私の本業は精神科医ですが、ずっと小説を出版してみたいと思っていました。それは医師になるよりも以前の高校生の頃からのことです。そして医業への道を歩むのと並行して小説家になる用意をしてきました。予想外に長い時間がかかりましたが、高校生の頃からの夢を叶えるために今回出版させていただきました。
どんな方に読んでほしいですか?
いろんな方に読んでほしいです。今回の小説はある有名文学賞にも応募されたものなのですが、実は1次選考すら突破することができませんでした。今回、ダメ元で幻冬舎さんのコンテストに応募しましたが、面白いと言っていただけることができました。読む人で評価が違うことを実感したのですが、それが小説の面白いところだと思います。いろんな方に読んでいただいて、いろんな感想を聞いてみたいです。