人生を変えた出会い
小学生の頃は、スーパーマリオブラザーズなどのファミリーコンピューターのゲームがとても好きでした。徳間書店から刊行されていた『ファミリーコンピューターマガジン』を熟読していました。中学生の頃から小説や漫画にハマっていきます。小説家は筒井康隆さん、漫画家はゆうきまさみさんを尊敬していました。大学生になり音楽にも興味を持つようになり、ロッキング・オン社が発行する雑誌をよく読んでいました。大学生の時にもっとも影響を受けたミュージシャンは電気グルーヴです。
そして精神科医になり医療に関わることになります。気分障害、統合失調症、発達障害、人格障害などの精神疾患の治療、大学病院医局や病院の運営がどのように行われるのか、肌身で感じてきました。そして大学院生となり認知症の臨床研究について濃密な指導を受けました。私の医師としての能力はこの大学院生活で築かれています。小説、コンピュータゲーム、漫画が大好きだった田舎の少年が大人になって精神科医として医療に携わっていますが、この経験は小説を書く上で今後、役に立っていくと思います。