未来へのメッセージ
私は英語が使える人を、特に偉いとは思ってはいません。必要のない人もいます。自分の得意な分野に努力を注げれば、それでいいと思います。ただ、今後は国内にいても、私のように仕事で突然英語の必要に迫られる方も多く出てくるはずです。就職や転職の際も、英語力は問われます。
また、子供たちにとって、英語力は受験の結果を大きく左右します。東京オリンピックも3年後に控え、外国人の来日も増えます。英語の需要が増す流れは、止められようもない、時代の流れなのです。
そして、英語を使えるようになるには、「新しいやり方」が必要です。何せ今までのやり方では、結果が伴っていないのですから。
「延長」ではなく、やり方の「転換」が求められているのです。せっかく義務教育で何年も英語に費やすのであれば、それを最大限に活かすことが国益に繋がるはずです。「受験英語は得意だけど、聞けないし、話せない」という日本人は、もう打ち止めにしなくてはいけません。
周りに流されることなく、自分が正しいと思う道を選んでください。道は一本ではないのです。なければ、作ればいい。その際、この書籍が一つの助けになることを、心から願っています。