未来へのメッセージ
近年各メディアの進展に伴って、書籍に向う人が減少の一途をたどっている。それは出版社や書籍店の撤退数をみても一目瞭然である。しかし活字離れがいかに進んだとしても一定の層の人々は書籍を手離すことはない。いい本は何度も何度も読み返し、読む人の心を癒やし知識を確かなものへと、導いてもくれる。書籍はある程度精選されていくだろうが、あまり廃れるとは思わない。
書籍が醸し出す知的空間も多くの人々に好まれている。たとえばオシャレなカフェーでは必ずといってよい程書籍の棚がある。知的や美的センスを感じさせてくれる。平和で豊かな空間をも演出している。この平和の世界をゆっくりと想う一時を提供してくれる役割は書籍に負う部分が大きいと考えている。
この平和を守り維持していく最大の手当はできれば、高校程度の日本史・世界史の知識を身に付けることで、日本の政治や施策などの本質がよく理解でき、平和を守り続けていくヒントを得るはず。平和は不断の努力なしでは維持できないもの。未来の平和は国民の誰もが、日本史・世界史を楽しいうちに読むことを願う。