表現者の肖像 武村和正
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表現者インタビュー

貴著が刊行されました 今のお気持ちはいかがでしょうか

ホッとしたのと同時に、「次は何をしようか」と新たな意欲が湧いてきました。
私は天職をアナリストもしくはエコノミストだと認識しています。そうであれば、書籍の1冊も発表できなければ「自称」に過ぎません。その意味で、本書の刊行をもって「ホッと」できました。
一方で、次の1冊を送り出すには何が必要だろうかと考えると、本書で紹介した内容とは違う、新たな分野に挑みたいという意欲が充ちてきたところです。

今回出版しようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

銀行・信用金庫職員(バンカー)は「教養」の大切さに気付くことで、顧客に尊敬される存在になれると思ったからです。

バンカーは入行以来、さまざまな検定や資格試験を受験します。けれども、大半は形式的なものであり、実務における応用を目的とした教養の習得ではありません。そのためでしょうが、一般的なバンカーはマクロ経済を語るのが苦手であり、顧客に戦略的なアドバイスを与えることにも躊躇いがちです。しかしながら、常に「教養を高める」という意識を備えるようになれば、自身を取り巻く環境、つまり顧客との関係に劇的に変化が生じると考えられるからです。

 

どんな方に読んでほしいですか?

直接的には銀行・信用金庫職員(バンカー)です。今どきのバンカーに求められるのは、自行および自分自身の競争優位確立のための差別化技術であり、その源泉となるのが「教養」です。本書はバンカーに必須の、マクロ経済・企業経営・金融市場にかかる教養とその習得方法を解説したものです。
一方で、本書はバンカーが顧客との信頼関係を高めるための「教養」を論じたものですから、裏返せば顧客にとって有益な知識や技術を集約した内容です。企業経営者が直接手に取っていただいても十分に役立つと思います。

 

幻冬舎ルネッサンス

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