2008年
5.平成20年(2008年)、私の年齢:75歳、タイ、首都バンコク。
バンコクで最も壮大華麗なエメラルド寺院(Wat Phra Kaew、ワット・プラケオ)。私は仕事で、また観光で首都を訪れた際、磁石に引かれるように必ずここを訪れている。それは、ここに、タイ人の美意識の高さと宗教心の深さの極致が凝縮されているのを感ずるからである。
6.
暁の寺(Wat Arun、ワット・アルン)。これは、バンコクの中央を縦断して流れるチャオプラヤ川沿いの、美しさでエメラルド寺院に次ぐお寺である。
7.
チャオプラヤ川沿いの果物店の店先に陳列されていたマンゴスチン(左上)、ドリアンの果肉をペーパーで包んだもの(左下)及びドリアン(右)。マンゴスチンは「果物の女王」、ドリアンは「果物の王様」と言われている。マンゴスチンは、小さ目の温州ミカンの大きさで、割ると上品な甘酸っぱい味の白い果肉が現れる。ドリアンは、棘のあるかたい皮で覆われていて、ナイフで剥くと、黄白色の果肉が姿を現す。それを口にすると、他の果物とは異次元の絶妙な味覚の世界に引き込まれる。
8.
或る雷雨の宵、古式豊かな劇場で、次から次へと繰り広げられる、優雅なタイ古典舞踊の舞台を観賞しながら、エキゾチックなタイ料理に舌鼓を打った。