表現者の肖像 石橋直道
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2012年

9.平成24年(2012年)、私の年齢:80歳、フランス、首都パリ。

ルーブル美術館の近くにある、甲冑に身を固め、騎乗する金ぴかのジャンヌダルク像。アフリカの仕事での通過滞在地として、過去に数回パリを訪ており、既に目ぼしい観光スポットはおおむね踏破していたので、今回は総ざらいと見納めのための旅行であった。

10.

或る公園で、ブランコにちょこんと腰掛けていた、フランス人形のように可愛らしい女の子。

2013年

11.平成25年(2013年)、私の年齢:81歳、インドネシア、首都ジャカルタ。

宿泊したホテルで朝食を摂っていた時、テーブルの近くを、赤ちゃんをあやしながら通り過ぎようとした歳若いお母さん。幸せいっぱいの彼女の表情が忘れられない。

2014年

12.平成26年(2014年)、私の年齢:82歳、タイ、チェンマイ。

私はタイの伝統スタイルの旅館に宿泊した。ベルギー人のご婦人、エヴゲーニア(Evgenia)さんと親しくなり、或る涼しい朝、広々としたガーデンで一緒に食事をした。合気道習得のためご夫婦で日本に行ったことがあると言う。愛していたご主人は5年前胃がんで亡くなったと語り、忘れられないようであった。

13.

黄金の巨大仏像。チェンマイでは、至る所にお寺があり、仏像が安置され、卒塔婆が聳えていた。チェンマイの人たちにとって、仏教信仰は生活の重要な一部を形成していた。

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